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風力発電用風車から発生する「超・低周波空気振動」2010.04.24

風力発電用大型風車(以下、風車と記述)からは、翼がタワー周辺を通過する際の空力音が発生する。空力音とは「空気の流れが原因となって発生する音」だ。風車の翼の先端は、Blade長(厳密にはRotor半径)30mの風車が20rpmで回転すると時速226km、Blade長40mなら時速301kmになる。レーシングカーが、時速300km、1秒間隔の車列で走行する際の空力音は、1秒毎に強い圧力を生じるから、1Hzの低周波音が発生することになる。同様に、3枚翼の風車が20rpm(revolutions per minute:毎分回転数)で回転すると、塔の傍を翼が通過する1秒毎に空気が圧縮される結果、1Hzの低周波音が発生し、これが基本周波数となる。そして、この基本周波数の整数倍に高調波が生じ、次のように表せる。

第2高調波=2f1、第3高調波=3f1…第n高調波=nf1となり、表のようになる。

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