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 日本消費者連盟が、音響コンサルをこの被害の専門家扱いする虚言者を集め、2009年5月2日「低周波音と身体へおよぼす生理的影響はなぜ起きるか!」を開催し、オトシンアップキープなる集団を助勢する活動を始めた。

これについて以下を内容証明し抗議をしたが、返事は無い

                                                                                                   平成23年10月10日
特定非営利活動法人 日本消費者連盟 富山 洋子 殿
                         低周波音症候群被害者の会 代表 窪田 泰

 

通告書
 

 現代社会に於いて、よく知られている専門家は医師、弁護士、そして建築家などです。専門家とは、高度な専門的知識を有し、長期間、高度な鍛錬を行い、不特定多数に責任を負う、ことを要件とした社会的存在で、医師がその典型的な例です。医師は、病人を治療することについての高度な専門的知識を得るために、通常の教育より若干長期間にわたる教育を受け、例えば、社会が教育に「ゆとり」を求めても医師教育はその枠外におかれます。それは専門性を持つために必要な教育は一般的な教育とは質的に異なるとの断固たる信念に基づくものであり、それを社会も支持しています。そしてインターンの時期やその後の予備的な経験を通じて「一人前の医師」になるための鍛錬を積みます。他の教育より長い鍛錬が受け入れられているのは、医師の専門性について社会が認知しているからです。
 やがて一人前になった医師は独立して病人の治療に当たります。そしてその専門性の発揮に当たって、医師は雇用主や依頼主の意向とは無関係に医師本来の任務を遂行します。例えば国立病院に所属し、国家から給与を受けている医師においても戦場に出向き負傷した敵兵が野戦病院に担がれてくれば、「敵兵」であるという特定の枠組みにとらわれず、「人類」という枠組みの中で治療を行います。味方の軍隊がまさに敵兵を殺害するのに懸命である場合においても医師が敵兵の命を救うことに疑問を感じない、それは「命を守る」という医師の専門性の発揮が「国家」という制約より上位にあることを示していると考えられます。営利を目的とする理事長が経営する病院に勤務する医師も「治療」という専門的行為をするときには上司である理事長の許可を必要としません。
 多数の低周波音症候群被害者を生み続けている、現在主力の巨大3枚翼風力発電機や、エコキュートに代表される深夜未明或いは長時間運転を前提に駆動する、コジェネ(熱電併給)型のエコウィル(ガスエンジン給湯器)、エネファーム(家庭用燃料電池)などの、所謂エコ機器は、電気、流体力学、内燃機関、通信、材料疲労などの関連する工学が高度に組み立てられています。
航空機で考えると、機体を設計し、制約のある材料を選択し、計器を整え、安全性を備えた機体を製造し、その運航に対して整備、操縦、安全管理技術を要して、それが全て満足して「重量物を運ぶ、発電をする、発熱し貯湯する」という所期の目的が達成されます。
 では、これら最先端の専門的知識を有機的に機能させているシステムのどの分野に医師は関与できるのか、これら機器装置の不具合に、関与できる医師はいるのでしょうか。そうでなくても、大病院では3間分診療などと揶揄されるほどに、極めて多忙な日常を送っている医師に、与えられた時間は限られています。音源駆動が原因なら、それを止めれば被害は無くなるのだから、医師の問診を受けるまでもない、医師の貴重な時間を奪わなくても済む、との考えも成立します。
低周波音被害者が苦情をすると、加害者が必ず言う台詞があります。

 

「診断書を持って来い」と。
 

 「診断書」は医師がヒトの健康について診断した結果を書いた証明書のことであり医師以外には発行できません。加害者から「音響コンサルタントを呼んで来い」と言われた例は、終ぞ聞いたことがありません。
人的被害の有無についての判断を医師がすることは、世の習いであり、至極当然のことですが、加害者の意図するところは、「低周波音被害についての医師の意見は、簡単には得られないぞ、あるのなら見せろヨ」との意味が含まれています。
 音響コンサルタントを自称する商売人は高額の鑑定書を作成しますが、医師ではない、それも工学士に、低周波音被害者は自らの人的診断書を求めなくてはならないのでしたか。水俣病やイタイイタイ病、四日市ぜんそくを訴える被害者について、医師以外の者が診断した事実がありましたか、低周波音被害と同じく、環境過敏症と言われる化学物質過敏症も電磁波過敏症も、報道媒体に登場する専門家は全て医師ですが、低周波音被害だけは工学士が専門家である理由はありますか。昨年暮れにはエコキュート被害交渉料は50万円と言われていたが、診断書作成に要する費用は幾らですか、健康保険は効きますね。
 国家は、低周波音によるヒトの深刻な健康被害を認めない為に、医師の関与を否定してきました。国会議事録にも記録されていることは、既報の通りですが、今日でもそれは変わりません。風車被害地の調査をしたことも無い、労働安全衛生研究所の高橋幸雄氏は、低周波音被害の専門家然として、低周波音レベル計を持ち込んで、風車起因の低周波音被害は生じないと虚言しました。健常者が活動する労働環境に於いて生じた低周波音症候群被害は1例もありません。低周波音被害は一般環境にも、健常者を対象とする労働環境にもなく、病気療養や何らかの条件で労働できない人、子供や高齢者が暮らす空間であり、労働で疲憊した心身を回復する為の家庭という特殊な環境、即ち労働環境に比して数倍厳格に保護しなければならない住環境で生じます。
 低周波音被害者には「音響コンサルタントには絶対に計測させるな」という、合言葉があります。低周波音被害者は低周波音を計測するについて、幾つかの理由で、自分自身でしかできないこと、そして音響コンサルタントに計測させたら、彼らの餌食となって彼らの懐を潤すだけでなく、症例を集積することができないことが分かっているからです。札束で張り裂けそうな財布を持って伊豆風車被害を偽装する連中や貴殿らとは異なり、我々低周波音症候群被害者には音響コンサルタントに払う銭は一円としてありません。
 音響コンサルタントが「行政員に低周波音を計測させてはいけない、私に任せなさい」などと身勝手に振る舞う理由は、コンサルタント自身が自分で計測しなければ手数料には在り付けなくなること以外にはありません。35年前、医師の診断に従って、我々工学士が対策をする、と活動する工学士が一人でも居れば、巨大風車やエコキュート起因等、大方の低周波音症候群被害者は生じていません。
 低周波音被害を生じている低周波音を記録するためには、低周波音被害者が扱えるほど操作も簡単で、優秀な低周波音レベル計が利用できるのですが、行政員に、低周波音調査を履行できるよう教育する立場にあるのは誰でしたか、それが何故実現しないのですか、今日の低周波音被害を生み、殆どの被害者が〝気のせい〟として扱われ、更なる被害者が増加してきた原因を作ったのは誰でしたか。そんなに低周波音被害者の行く末が気に掛かるのなら、交通費程度の実費で音源側との交渉をさせたらどうですか、嘗て社団法人日本騒音制御工学会の理事も務められた、その工学士に。
 経済学者ジョーン・ロビンソンは、「学生諸君、経済学を勉強するのは、経済学者に騙されない為に、何処を誤魔化しているかを勉強するのだ」と大学で講義したといわれるが、「低周波音被害者は、低周波音で飯を食っている音響コンサルタントに騙されない為に低周波空気振動を学ぶ」のです。
 鹿児島県出身の原田正純医師は、水俣病と有機水銀中毒に関して数多ある研究の中でも、患者の立場から徹底した診断と研究で水俣病に関してもっとも詳しい医師であるといえます。「ギリギリ舞うとですばい。寝台の上で。手と足で天ばつかんで。背中で舞いますと。」そんな幾多の患者を診てきた専門家です。
 足は何箇所も折れ曲がり、満足に歩くことができない人、苦痛のあまり「痛い!痛い!」と叫び、診断しようと腕を取っただけで骨折してしまう女性、原因不明の奇病に苦しむ多くの患者達に、イタイイタイ病と命名したのは長崎県に生まれた萩野昇医師で(イタイイタイと呻く被害者を看護婦さんが〝イタイイタイさん〟と呼んでいた)した。
 低周波音被害を偽装する者らが、低周波音被害の専門家は工学士であると主張し続ければ、益々意見し診断書を書く気力が失せるのは医師に限ったことでもあるまい。そうでなくても、加害源側や、工学関係者から反駁されれば、汐見医師同様に疎んぜられるのみならず、その責任を追及されるような窮地に立たされることさえ危惧されます。
 平成16年6月22日、環境省環境管理局大気生活環境室発表の「低周波音問題対応の手引書」を検討したとされる「低周波音対策検討委員会」の委員長・時田保夫氏は、1979年に次のように語っています。
 「現在,苦情問題について多くの事例を集めている汐見氏の見解では,低周波音問題は健康人を相手にして得た平均値から評価値を出すことは意味がなく,低周波音を原因とする被害者がいる事実から出発して考えなければならないとしている。たとえとして,日本脳炎の発病者が1,000人に対して1人であるという事で,影響なしと考える訳にはいかないのと同様に考えるべきであるとしている。まことに低周波音問題の本質にふれた言といえよう。」
 32年前、低周波音問題を解決するには医学的知見、就中、汐見医師の意見が有益且つ不可欠であると発言していた時田氏と、貴殿や貴殿らが専門家と寵遇する工学博士とは、その知性、徳性は較べようもなく、我一人と抜け駆けを謀って責任逃れをするのみならず、唯一人の専門家であるかの如き態度からは、愧心が全く欠如していることが分かります。
 低周波音被害の社会的認知を獲得する為に、低周波音被害者自らが作成した次の者らの低周波音被害調査報告書は、その全てを取り消します。葛飾の飯野、横須賀の児島、横浜の佐橋、仙台の大山、板橋の村松ら、この過酷な人的被害である低周波音被害の専門家が工学士であると虚言し煽動する、全ての者に対する当会の調査を取り消します。一体、誰がその一人一人の被害を認めたのか、誰の手に依って認められたのか、誰が被害消失を確認したのか、誰がその権限を有しているのか、最早、道理も条理も繊芥ほどもありません。
 貴連盟は、低周波音被害者の問い掛けに一度として応えることなく、環境省や学会と共に、報道媒体に於いても工学士が低周波音被害の専門家と処遇されることを、無反省に放擲してきました。その事実を、茲に通告します。
 気紛れ同然の、千慮無き行き掛りの振る舞いが齎す、大いなる罪過を社会に問わなくてはなりません。
低周波音症候群被害者から、青春宛らに低周波音被害の解消を我が使命と燃え立つ心で、唯一人闘ってきた汐見医師に対する信頼を、奪えるものなら奪って見給え。
                                              以上

 

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